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BIOGON 28mmF2.8



冬の羽越本線に乗っていると、鈍色の日本海としばらく付き合うことになる。
今年は不思議なことに、同じ沿岸部でも雪一面の場所と全く雪が無い場所が交互に現れる。
暖かい列車の中で酒を飲みながら、変化に富んだ車窓を眺めるのは至福のひと時である。
基本的に空は晴れていたのだが、ちょうど粟島上空のあたりに真っ黒な雪雲がやって来て、一瞬夜になったかと思うほど暗くなった。
今頃島は大荒れなんだろうな、、と新潟駅で買った地酒をまた一献。
一段と気温が下がったのか、窓ガラスが曇り始めた。



夜に入ってから風はおさまったようだが、朝から激しく降り続いている雨は、まだやみそうにない。
11月にしてはかなり温かい日なので、今日は窓を開けて雨の音を聞いている。

Rマウントのレンズを活用することを前提にGXRを導入したものの、今年の秋時点でRマウント->Mマウントのアダプタはどこにも在庫が無く、現在僕が使えるレンズは2本しかない(最近になって、ようやく宮本製作所さんで再生産されたようだが)。
その内の1本、CONTAX G用をアベノンさんでヘリコイド付きのLマウントに改造してもらったBIOGONを使うのはとても久しぶりである。デジタル時代になってから、初めて防湿庫から出て来たのではないだろうか。
しかしまぁ、焦点距離が約40mmのBIOGONというのも、使っていて違和感満載であるが・・・